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かしこい受取り方

「公的年金の「手取り」を考えよう
(税金・健康保険・加給年金)

「公的年金の「手取り」を考えよう(税金・健康保険・加給年金)
老後の収入の土台となるのが公的年金です。
みなさんは、老齢基礎年金や老齢厚生年金がどの程度になりそうか、ねんきん定期便やねんきんネットで確認されていますか?

年金額が年数十万円増えるかも?

50歳以降に受け取るねんきん定期便では、60歳まで働き続けることを想定して計算してくれるので、年金額をイメージする上で十分に役立ちます。
それでも、まだ計算に含まれていないものがあります。それが加給年金です。年下の配偶者のいらっしゃる方は、老齢厚生年金に加給年金が上乗せされるかも?と考えて確認してみましょう。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/kakyu-hurikae/20150401.html
(諸要件がありますが、本人の厚生年金加入期間が20年以上、配偶者の同期間が20年未満であることが必要です。)

配偶者が65歳になると、加給年金は停止となりますが、生年月日によっては振替加算が老齢基礎年金に上乗せされることもあるので、金額的に大きくはないものの、こちらも確認しておくとよいでしょう。

年金にも税金や社会保険料がかかります

遺族年金や障害年金には税金がかかりませんが、将来受け取る老齢基礎年金や老齢厚生年金は、雑所得として所得税や住民税等の課税対象となります。加えて、健康保険料や介護保険料(社会保険料)といった負担もあります。
一般的に、収入の多い方ほど、税金や社会保険料の負担が重くなります。例えば、繰下げ受給によって年金額を増やしたとしても、比例的に年金「手取り額」が増える訳ではありません。「思ったほど増えなかったなぁ」と感じてしまうこともあるかもしれません。

加えて、医療費の窓口負担は70歳以上で2割、75歳以上で1割(一定以上所得のある方は2割)とされていますが、年金額が多すぎて「現役並み所得」に該当すると3割負担となってしまいます。

元々の年金額やお住まいの地域、どの程度長生きするかの見込みによって異なりますが、手取りで考えると、公的年金の受給は「繰り下げにより増えた全額が、必ず得になる」という訳ではないので注意が必要です。
70歳まで繰り下げたら?75歳まで繰り下げたら?といった複数のケースでシミュレーションしておきましょう。
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