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確定拠出年金で60歳以降も運用を続ける人はどのような運用をしているの?

確定拠出年金で60歳以降も運用を続ける人はどのような運用をしているの?
多くの方は、60歳以降で確定拠出年金の資産を引き出すことができますが、それでもあえて引き出さず、運用指図者として運用を続けている方もいらっしゃいます。
そこで、すぐに現金化せず、確定拠出年金での運用を続けている方の目的や手段について、いっしょに確認してみましょう。

60歳以降も運用を続ける理由

運用を継続する理由は人それぞれ異なるようですが、代表的な例として以下の3つが挙げられます。

  1. 60歳時点で資金がすぐに必要でないので、取りあえず置いている
  2. 運用収益非課税メリットを引き続き享受したい(運営管理費用を差し引いてもプラス)
  3. 運用状況には波があるので、目標利益が出たら売却して受取りたい
  1. の理由はやや消極的と言えるかもしれませんが、現金や預金として手元にあるとつい使ってしまうという方は、しばらく確定拠出年金に置いておいた方がいいのかもしれませんね。
  2. の理由はかなり積極的ですね。税制上のメリットをよく理解されているようです。
  3. の方も積極的ですが、あらかじめ運用に目標を設定している点が好ましいといえるでしょう。ただし、目標額にこだわりすぎて、タイムオーバー(75歳過ぎ)とならないように気をつけましょう。
※2022年3月末基準 りそな銀行DC平均ベースを表示しています。
 小数点以下第2位を四捨五入して表示しています。

60歳以降のポートフォリオですが、全年代の平均と大きく異なるという程ではありませんが、やや元本確保型の割合が多くなっているようで、年齢によるリスク許容度低下を反映している様子が伺えます。
ただし、こちらの数字は平均値なので、人によっては100%元本確保型で資産を守り、人によっては株式比率高めのポートフォリオで高いリターンを狙うケースもあるようです。

60歳以降も運用する人、しない人

DCの運用は60歳で受け取りを始めれば終わるものと考えている方もおられますが、運用しつつ、受け取るといった考え方もあります。
例えば、60歳時点で1000万円の 資産を有している人が、何も運用せずに毎年月5万円(年60万円)の現金を引き出すと、16年で資産が枯渇してしまいます。(手数料等は考慮せず)
一方、同じ資産を2%で運用しながら引き出していった場合、約20年間と4年も長く引き出すことができるようになります。
機械をメンテナンスすると長持ちするように、資産も運用というメンテナンスをすることで、より長持ちさせることができるようです。老後資金の運用は60歳で終わりではありません。60歳以降も管理・運用する意識を保ち続けましょう。
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